Caravelシリーズメインフレーム及びミッドレンジ(IBM)のマイグレーションサービス

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Caravel Converterメインフレーム及びミッドレンジ(IBM)の自動コンバージョンサービス

Caravel Converterサービスは、メインフレーム上で稼働している、COBOL,PL/1,Assembler,Natural,JCL,CICS,BMS,Mapset...で構成された現行のレガシーシステム、
及び、ミッドレンジ(IBM i, System i, AS/400)上で稼働している、RPGLE,RPG,COBOLLE,COBOL,CL,CLLE...で構築された現行のレガシーシステムを
Java EE 化を行いつつも、任意のOSのオープンプラットフォーム上にレガシーシステムと同じ操作を忠実に再現できる自動変換サービスです。
ソースに人の手を介すことのない自動変換のため、安全かつ短期間でサービスインすることが可能です。
また、移行先データベースのテーブルやインデックスについて、定義作成はもとより、現行DBからのデータ移行までを標準のサービスに含んでおります。
※ 移行先データベースは、任意のオープンRDBをご選択頂けます。

レガシーシステムが抱えるマイグレーション課題

  • 長期間に渡る開発・保守によりシステムのブラックボックス化が進んでいる
  • 安定したマシンのため、重要かつ複雑な機能が残され、マイグレーションのリスクが高い
  • 連携するシステムの本番稼働の期日から、マイグレーションに掛けられる時間が限られる

Caravel Converterを使用して実現できること

  • 01スクラッチ開発より短納期・低コストでオープンシステムにしたい
  • 02リスクなくRPG/COBOL等のレガシー言語を離れたい
  • 03ブラックボックス化しているシステムを解析に時間を掛けずにデータベースを含めてオープン化したい

Caravel Converterの各フェーズについて

Caravel Converterを利用したマイグレーションのステップは下記となります。
まずはPOCで変換の精度をご確認頂き、その後プロジェクトの開設となります。

Caravel Converterの各フェーズ図

Caravel Converterサービスを利用したマイグレーションの概要

Caravel Converterを利用したマイグレーションの主要な工程として、Analysis と呼ばれるリソースの事前チェックと、プログラム変換の2つがあります。
Caravel Converterでは、レガシーシステム独自のアーキテクチャーを含んだリソースを100%変換します。
下図は IBM i(AS/400)のCaravel Converter マイグレーションのイメージとなります。

Caravel Converterを利用したマイグレーションの工程イメージ図

Caravel Converterサービスを利用したマイグレーションパターン

IBM i(AS/400)の場合、Caravel Converterは、プログラムの変換と組み合わせて、現行システムの環境資産を活かしながらマイグレーションを実現します。

Caravel Converterサービスを利用したマイグレーションパターン3案

Caravel ConverterサービスのUI層・データ層の種類について

リソース元の構成と、変換後の構成イメージを下記に記載します。

リソース元の構成・変換後の構成イメージ

ユーザテストを効率化する自動テストツールTest Maker

通常、画面プログラムの新旧比較には、新旧の画面に同様の値を入力して差分を取るといった作業により膨大な工数が見込まれます。
その作業量を半分に抑えるため、Test Makerというツールを用意しています。

特徴

  • エミュレーター画面動作記録と、変換後のJava画面動作の比較検証を自動で行います
  • 画面動作での差異のエラーポイントを抽出し、メッセージ表示します。

1.現行のプログラムを5250画面でオペレーション 2.マクロ※に自動記録 3.出力されたマクロを変換先環境のテストメーカーに引き渡し 4.変換先のテストメーカーでマクロ再生 5.現行と同じ動きをしているかを自動で確認 6.結果画面を表示 ※マクロにはテストデータ、テスト結果が記録されます。