Caravelシリーズメインフレーム及びミッドレンジ(IBM)のマイグレーションサービス
Caravel Express
Expressはレガシーシステムのリライト作業に対し、高い変換率での自動化を提供します。
変換自動化ツールであるExpressは、お客様の仕様を考慮し、技術面、アーキテクチャ面、コーディング品質面を考慮し、レガシーソースをJavaに変換します。
ExpressにおいてはConversion Contractと呼ぶルール策定タスクが最も重要なものです。
このドキュメントに従い、Expressツールはカスタマイズされ、Java EE Primeが自動的に生成され、構造化された、ピュアなJavaコードが生成されます。
これをもとに、Javaの技術者チームは、通常の手作業でのコンバージョンに要するワークロードの大半を削減できます。
Caravel Expressを使用して実現できること
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フレームワークに依存しないJavaコードを高度な自動化と構造化された手法で短期間に作成
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安全性を保ちつつ、生産性及び移行後の保守性を高めたマイグレーションの実現
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他のシステムとデザインやモデルを合わせたマイグレーションを効率的に行いたい
Conversion Contract
Conversion Contractは全ての変換ルールを明示する必要があります。
ExpressツールはJsonのルールメカニズムを使用してカスタマイズされます。
Conversion Contract
- レイヤ構成
- フレームワーク互換性
- データモデルルール
- セクション及びパラグラフ分けのルール
- 定義され識別されるパターン
- データアクセスメソッド
- サービスアクセス管理アーキテクチャ
- フローモデルルール
- レガシーの警告や注意点
- Jユニットモデル定義
- コーディング品質の仕様
- ドキュメント化ルールと雛形
- パフォーマンス最適化条件
メリット
ExpressのRPG変換では最終Java EEコードの最大95%を自動変換し、リライトに係る(人/時間で測定した)トータルの労力を5%以下にまで減らすことが出来ます。
ExpressのCOBOL変換では最終Java EEコードの最大80%を自動変換し、リライトに係る(人/時間で測定した)トータルの労力を20%以下にまで減らすことが出来ます。
コンバージョンの流れは、連続性のあるものとなっており、いつでも、Conversion Contractの改訂並びに改善を行うことが出来ます。
変換され既に本番機に展開されたプログラムに対して、新しい機能の導入や新しい要求を満たすために再変換を行うことが出来ます。